・総務省のスマホ規制とは
・違約金1000円のメリット、デメリット
・中のひとの個人的見解を聞きたい
突然だけど、スマホの毎月割ってなくなった。
これも総務省が『携帯料金を4割下げろ!』って、すすめた結果・・・ドコモ・au・ソフトバンクが廃止して分離プランに移行した流れ。要はスマホの本体代とプラン代を分けないとダメみたいな。
あと、たぶん消費税を10%にするから、国民のために色々やってます~みたいな感じにしたいのだろうけど、やろうとしてる事は百害あって一利なし(主観)。
さらに今回の規制案は突っ込みどころが満載なんで、元スマホ販売員の経験からアレコレ書くけど、デメリットだらけ。
「規制案のポイント3つ」
その一 | 違約金を1000円にする。 |
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その二 | スマホの本体値引きはMAX2万円まで。 |
その三 | 2年契約自動更新のあり・なしプランの料金差を170円まで。 |
では続きをどうぞ。
総務省の規制案とは
総務省の規制案3つ
- いつでもスマホ違約金を1000円以下で解約OK
- スマホの本体代値引きを2万円まで
- 2年契約自動更新あり・なしプランの料金差を170円まで
では、総務省の思惑も含めて掘り下げるとこんな感じ。
違約金を1000円以下
現状、スマホの違約金が9,500円(税抜)に設定されているから、MNP乗換えなど他社への切替えが少ない=その結果スマホ代も下がらない。
だから違約金を1000円にすれば、みんなMNP乗換えしまくって大手3キャリアも料金競争するから下がるハズ。
- 長年使ってるメールアドレスを変えたくない。
- 家族全員ドコモで自宅のネットもまとめてるから自分一人の変更NG。
- そもそもドコモ自体やブランドが好き(auやソフトバンクも同様)
これは、スマホ販売員の時によく聞いた話で、特にドコモの長期ユーザーをMNP乗換えさせるのは難攻不落(時間のムダ)。
スマホの本体代値引きを2万円以下
例えば、人気機種で実際に価格チェックするとこんな感じ。
前提条件:他社からMNP乗換えで本体代から▲2万円値引きした価格
容量は64GB | ドコモ | au | ソフトバンク |
iPhone8 | 59,704円 | 71,440円 | 66,400円 |
iPhoneXR | 79,144円 | 78,400円 | 75,760円 |
※価格は税込
ぶっちゃけ、今ならMNP乗換えのiPhone8なら本体代0円案件もあるけど、規制されたら本体が高くなってMNP乗換えしますか?
2年契約自動更新あり・なしプラン
ちょっと分かり難いと思うから、今現在のソフトバンクで料金差をチェック
通話の種類⇒ | 基本プラン | 5分以内 かけ放題 |
無制限 かけ放題 |
①2年契約(自動更新あり) | 1200円 | 1700円 | 2700円 |
②2年契約(自動更新なし) | 1500円 | 2000円 | 3000円 |
③2年契約や縛りなし | 4200円 | 4400円 | 5400円 |
※価格は税抜
今回の規制案を完全に理解してないけど、↑の表で言うと①・③の料金差を170円以内にするのだと思う(現時点では3000円の料金差あり)。
個人的に規制するにしても、①と②の金額差を170円で良いと思う。
規制案のメリットやデメリット
たった一つのメリット
違約金が安いor0円だから、いつでも解約OK
補足する必要もないけど、違約金が1000円または2年縛りがないプランでも170円しか差がなくなるから、ほぼノーリスクで他社へMNP乗換えできるメリットあり。
最低でもデメリット3つ
- MNP乗換えでもスマホの本体値引きが2万円とショボい
- その為、スマホ本体代の分割払いが高くなる
- 月額のプラン代も高くなる
このデメリットを見ての通り、スマホや携帯代が4割下がるなどという事はなく、今現在よりも料金が高くなる可能性大(推測)。
結果、MNP乗換えでのメリットもないから、いまのキャリアを動かないし、スマホの機種変更や買い替え頻度も減ると予想する。
まとめ
本当に誰得なの?
とにかく総務省の規制案は、デメリットだらけで携帯代が4割下がるなんてことはあり得ないでしょう。
色々とアレコレ書いたけど、もし規制案が通過した時は、大手3キャリアに対するアドバイスはこんな感じ。
規制案への対抗策
- 違約金の代わりにMNP転出手数料を高くする。
※格安スマホのmineoがやってる方法 - ネット回線やポケットwifiなどの同時契約で超高額キャッシュバック。
※それでスマホ値引きの上限2万円を補填 - また何か思いついたら追記
最後に、今回の規制案がそのまま通過しないよう、SNSで発信したり行動して、国民の声を総務省へ届けよう。