・auひかりホームタイプの導入を検討している
・auひかりホームタイプを契約済みで、5ギガor10ギガプランへ変更予定
・いまは他社のネット使ってるけど、次回以降にauひかりのホームタイプにするかも知れない人
今回のネタは、yahooニュースにもなっているから概要がわかるリンクはこちら。
高すぎ? 「auひかり ホーム」解約時の撤去費「2万8800円」の理由 「拒否したら賠償金」の記載は「修正する」とKDDI
※こちらのリンクは有効期限切れになりました。
中のひとはauひかりの元販売スタッフだったから、何がどう変わって問題なのか?また対策方法について、より突っ込んだ話をおとどけする。
Contents
auひかりのサービスとは(改悪前)
過去のauひかり基本情報
項目 | auひかりホームタイプ ずっとギガ得プラン |
月額ネット料金 | 5,610円 |
月額ひかり電話 | 550円 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | 41,250円(実質無料、30回払い) |
契約期間(自動更新) | 3年 |
違約金 | 16,500円 |
wi-fi内蔵機器レンタル | 550円(※2) |
プロバイダ利用料 | 無料 |
スマホとのセット割 | auスマートバリュー |
※価格は税込
※2、auスマートバリュー適用なら無料
この内容は2018年3月1日より前に契約した人に適用されるプランです。
一つだけ触れておくと”ひかり電話”が不要な人でも、契約プランに含めないと、工事費の割引が500円減額されてしまうから、結果的にホームタイプは”ひかり電話”を付けた方が良いサービスでした(マンションタイプは料金体系が違う)。
auひかりのサービスが改悪された詳細
現在のauひかり基本情報
項目 | auひかりホームタイプ ずっとギガ得プラン |
月額ネット料金 | 5,610円 |
月額ひかり電話 | 550円 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | 41,250円(実質無料、60回払い) |
契約期間(自動更新) | 3年 |
違約金 | 16,500円 |
回線撤去費用 | 31,680円 |
wi-fi内蔵機器レンタル | 550円(※2) |
プロバイダ利用料 | 無料 |
スマホとのセット割 | auスマートバリュー |
※価格は税込
※2、auスマートバリュー適用で無料
上の表から、工事費用が60回払い+回線撤去費用が追加された。この改悪について詳しくチェックしよう。
なぜか工事費用の分割が30回⇒60回に変更される
もともとauひかりホームタイプの工事費は30回払いで、サービスを30ヶ月利用すれば実質無料になる良心的なサービスでした。
工事費の割引イメージ(スマホの毎月割みたいな感じ)
工事費:41,250円
ネット利用▲825円+ひかり電話▲550円=▲1,375円×30ヶ月で割引き
それが改悪されて・・・
工事費:41,250円
ネット利用▲138円+ひかり電話▲550円=▲688円×60ヶ月で割引き
この改悪が入ったから、ずっとギガ得プランの契約期間3年(36ヶ月)だと実質工事費が無料にならず、工事費無料にするには6年間使うことが条件になる。
必ず回線撤去費用を31,680円請求される
あまり聞いたことないけど、auひかりのホームタイプは解約時に必ず回線撤去費用31,680円(税込)を請求するとの事。
これまでは、残置といってサービス解約時も回線を無料で残しておくことが出来ましたが、その選択肢が消滅した上に高額費用を請求される。
ここが撤去費用で一番気になるポイント
yahooニュースの中でも触れられてますけど、auひかりのエリアにはホームタイプ(S)というのがあって(Sはシェアドエリアの略称)、これが何かというと、この地域はNTTフレッツ回線を借りてauひかりのサービスを提供しています。
しかも、もともとあなたの家でNTTフレッツ回線をつかっていた場合は、そのNTTフレッツ回線を流用してauひかりのモデムを設置するわけです。その地域でも回線撤去費用を請求するというのは、どうなのでしょうか?
もしご自宅が、ホームタイプなのかホームタイプ(S)エリアなのか、カンタンに知りたい人はauひかりのエリア検索をすれば表示されるので、お試しください。
「出典 auひかり公式サイト」
推測される問題やトラブル
僕は(中のひと)、実際にauひかりの販売営業をしていたから、あくまでも推測なんですけど、今回の改悪について、販売スタッフがお客さんに対して、ちゃんと理解するまで分かりやすく伝えられるかは疑問ですし。
またWEBサイトなどから申し込む場合は、注釈で小さく表示されているのみだから、auひかりの解約時にトラブルとなるケースが多発する可能性も十分考えられますね。
auひかりの改悪前後で解約費用をくらべた結果
では、想定される解約時に発生する費用を改悪前と改悪後でシミュレーションしてみました。※算出した解約タイミング(2年、3年、6年)
【前提条件】
費用負担は、違約金・工事費・回線撤去費用の3つから算出。
解約タイミング | 改悪前の費用負担 | 改悪後の費用負担 |
2年 | 24,750円 | 72,930円 |
3年 | 0円 | 48,180円 |
6年 | 0円 | 31,680円 |
※価格は税込
↑の結果から注目ポイントは、改悪後はどのタイミングで解約しても必ず費用負担がある事です。
念のためですけど2018年4月時点でauひかりのキャッシュバックがどれくらい貰えるのか?チェックしてみました。
キャンペーン会社 | キャッシュバック金額 |
---|---|
株式会社NEXT | 50,000円 |
株式会社NNコミュニケーションズ | 50,000円 |
株式会社アウンカンパニー | 45,000円 |
株式会社S&Nパートナー | 45,000円 |
フルコミット株式会社 | 42,000円 |
家電量販店 | 30,000円~50,000円 |
※キャッシュバックの金額は、ネット回線とひかり電話を申込みした場合
うーん、auひかりを3年契約してもキャッシュバックと費用負担(3年利用時で解約)が同じ金額くらいなので、これからauひかりのホームタイプを契約するのは条件が悪いと思う。
【重要】auひかりホームタイプ改悪後の注意点
- 2018年3月1日以降にauひかりホームタイプを申込みすると改悪後が適用される。
- 既にauひかりホームタイプを利用している人が、V5ギガまたはX10ギガへプラン変更すると、そこから改悪後の条件が適用される。
もしauひかり以外のネット回線はどれ選ぶ?
現状、auひかりのマンションタイプはキャンペーンの改悪がなくおすすめ。
ただ戸建てのホームタイプを希望している人、プラスしてauスマートバリューを適用させる。を条件にひかりのネット回線で調査した結果はこちら。
「スマートバリューOKの光回線10社」
全国エリア | ビッグローブ光 |
---|---|
全国エリア | so-net光 |
全国エリア | @nifty光 |
全国エリア | @Tcom光 |
全国エリア | ひかりJ |
東海エリア | コミュファ光 |
関西エリア | eo光 |
中国エリア | メガ・エッグ光 |
四国エリア | ピカラ光 |
九州エリア | BBIQ光 |
次に、戸建てのネット+電話セットで2年または3年契約した際の月額平均を調査。
「前提条件」
- 2年or3年プランが対象(5年プランなどは対象外)
- auスマートバリューが適用OKプランで算出
- 月額平均は、ネット+電話で算出
- キャッシュバックやキャンペーンは考慮していない
「ネット+電話=月額平均の目安」
So-net光 | 4,378円(2年間) ※3年目以降は月額UP |
---|---|
eo光 (関西エリア) | 4,662円 ※1年目と2年目では月額が異なる |
@nifty光 | 5,500円 |
メガ・エッグ光 (中国エリア) | 5,684円 |
ピカラ光 | 5,940円 |
ビッグローブ光 | 6,028円 |
BBIQ光 | 6,050円 |
コミュファ光 | 6,106円 |
@Tcom光 | 6,160円 |
ひかりJ | 6,270円 |
※価格は税込
- So-net光…シンプルに月額が安いキャンペーン
- eo光…工事費実質タダ、1万円商品券、3万円商品券(他社の違約金補填)
- @nifty…工事費実質タダ、3万円キャッシュバック
上の結果からソネット光をおすすめ。他にも関西地域なら”eo光”や”@nifty”もキャッシュバック狙い目です。
各キャンペーンの詳細はこちら

まとめ
auひかりって微妙じゃない?
今回は、auひかりホームタイプのキャンペーン改悪について、色々と調査してみました。その結果、全国エリアではauひかりよりSo-net光の方が費用負担も少なく条件が良いです。
auひかりとSo-net光を比較
3年プラン | auひかり | ソネット光 |
ネット月額 | 5,610円 | 3,828円 ※3年目は月額UP |
ひかり電話 | 550円 | 550円 |
特典還元 | キャッシュバック | 月額大幅値引き |
工事費 | ホームは60回の分割払いで実質無料 | |
違約金 | 16,500円 | 22,000円 |
回線撤去費用 | 31,680円 | なし |
スマートバリュー | OK | OK |
※価格は税込
結論、auひかりはキャッシュバックが多いものの、必ず回線撤去費用が発生するから、ソネット光の方がトータルコストも安くメリットが大きい。
